ジュディアン・マクミランさんの個展@フランス大使館
2016年 11月 25日
ジュディアン・マクミランさんの個展を見にいってきました。
会場は、キングストンのフランス大使館。
前に、お友だちとときどき行ってました、「フランス映画の夕べ」
大使館では定期的にフランス映画を上映しているんです。
英語の字幕を読むのが大変すぎて、あまりつづかなかった。ワインが安くておいしかったけどー。
さすがフランス大使館は、ギャラリー・スペースもあって、敷地も広くて、もっと探検してみたかった。
ジャマイカを代表する女流画家のマクミランさんは
ポートレートが中心で、モデルを前に、イーゼルを立てて描く、正統派西洋画家。
ジャマイカ・ナショナル・ギュラリーの常設展にある彼女の作品「ラス・ディジー」は、
わたしが絵を描くことに入り込んだきっかけをくれた、数々の絵のひとつ。
当時は、この絵の前にふとんを敷いて寝たいくらい好きでずっと見ていましたよ。
現在ジャマイカでは、正統派西洋絵画の道をすすむアーティストって、少なくなっていて、
というかほぼ皆無。
わたしが日本で絵を習ったときはこういう、
面取りやって石膏デッサンやって、人体デッサンやって、という過程だった。
エドナマンリー・カレッジでは、わたしが行ってたころは、(たぶん今でも)、デッサン用の石膏もなく、人体デッサンからはじまる。
棒を使って図って対象を描いてたら、「そんなことしなくていいから」と先生に言われてとまどった初日。
マクミランさんは、対象を見たまま正確にデッサンする勉強をしてきた方で、
この方は、絵がうまくなるために描いている絵というか、
わたしの勝手な想像ですけど、
絵を描く目的はただただ精進し、到達すること。と感じました。
これ、家よーーー。