ミュージカル、マーカス・ガーヴィー
2017年 05月 27日
西インド諸島大学の小さなシアターで行われているミュージカル、
「ガーヴィー・ザ・ミュージカル」
出演はユニヴァーシティー・プレイヤーズ、
わたしは事前情報もたずに友人に誘われるまま行ったのですが、
ダンスも歌もうまいなと思ったらAsheのメンバーも出演していて、
去年公開されてけっこう話題になっていたらしい。
監督はAsheのアート・ディレクター、マイケル・ホルゲイトさん。
お子様向きのガーヴィー伝記モノではなく、
実際、子供にはむずかしいかと。
ガーヴィーの功績だけではなくて、いまもつづく(?)苦悩や、
ガーヴィーの人間臭さも描いている。
ご先祖様のスピリットに連れられて、自分の信念がどのくらい現代に生きているか覗いてみると、、と始まるストーリー。
アナンシとか、
いろんな大きさとキャラの人間が登場するのはさすがジャマイカ、人材豊富。
笑いあり、涙ありの、こころにいつまでも残る、啓発的エンターテインメント。
ぜひジャマイカからブロードウェイ、イーストエンドをめざしてほしい。
ブラック・アイデンティティーとエンパワメント(力をつけること)、
黒人はアフリカに故国を持つべき、というガーヴィーの信念は、
ジャマイカに深く根付いていて、
それがとってもジャマイカの魅力になっていますよね。
ガーヴィーは、ラスタファリズムやイスラムにも影響を与えていて、
ガーヴィーがいなかったら、ラスタファリズムはその形ではなかったかもしれないし、
レゲエも。
Marcus Garvey liveth every time!
ケイプルトンも、こう歌ってます。
I sing bwoy if you dis Marcus
Then you must bite the dust
And equal rights and justice is what he taught us
※ボボシャンティのひとは、セラシアイと、教祖様エマニュエル、そしてマーカスガーヴィーを崇めます。
わたしは、ガーヴィーの、
どこにも所属しない、宗教色もないところが好き。
うちの彼に似てるし、顔が、少し。
このミュージカルについての、グリーナー紙のレヴュー(英語)
これで入場料たった1000ジャマイカドル。
今シーズンのショーは、今週末まで。