雨の週末、ウセイン・ボルトの銅像の話
2017年 06月 18日
洪水注意報がでて、ジュニア選手権も延期になってしまったので家にいます。
ウセイン・ボルトの銅像が、ようやくお目見え。
こちら↓
でもこれは、まだミニチュアの試作なの。
マケットといって、最初の構想を示すためにつくられる小型のモデル。
銅像制作は、慎重かつ国民納得のうえで
おこなわねば。ジャマイカでは!
作者はジャマイカ人彫刻家のバジル・ワトソンさん。巨匠バリントン・ワトソンの息子さんです。
これから修正、本番制作にかかっていきます。
バジルの弟さんのレイモンド・ワトソンも彫刻家で、レイモンド作のマーカス・ガーヴィー像がUWI(西インド諸島大学)にあって、その銅像が、ガーヴィーに似てなさ過ぎる
黒人っぽくない、
とクレームがつけられて議論をよんでる最中です。
アイリーFMから、
「フェイクのガーヴィー像を撤去する嘆願書」まで出されているよ。
むむ、たしかに似てないな。
ボブマーリーの銅像が、似てない、こんなのボルマーリーじゃない、と国民からの圧倒的な苦情で、立てられたあとにやむなく造りかえられた、しかも別の作者で、というのはジャマイカの有名な話です。
ボルトの銅像も、一度作られたものが受け入れられなくてポシャってますし、
ジャマイカでは、銅像制作にこんなにみんなの関心が集まります。
似てなかったり気に入られなかったりすると、大ブーイング!
それに比べてマダム・タッソーによる蝋人形のウセイン・ボルトは似ている。
でも、蝋人形と彫刻は違うから。
銅像は、似てればいいってもんじゃない、という気も。
がんばれ~、ワトソンさん!
とブログをおわろうとしたら、バジルさん自身がFBにアップしたのがこちら。↓
わ、似てる!怖いぐらい。これなら文句ないでしょー。
超涼しいのでチョコレート・ティーでChillin‘