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ジャマイカ在住画家Ricoこと長瀨玲子です。シンプル、ネイティブ、ハッピーなジャマイカのこと、作品やスケッチ、アート活動のほか、撮影コーディネーター業務、ジャマイカならではのヘルシー食、ローフードカフェ、ジャマイカ陸上のことなど書いています。


by Rico Reiko Nagase
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カンペキなお葬式

彼の叔母さんのお葬式に行きました。107.png

若いときヨーロッパからジャマイカに移住し、彼の叔父さんと結婚、

叔父さん(故人)が著名人だったわりには質素で、

でもすごーくオーガナイズされたお葬式でした。


カンペキなお葬式_e0139395_09270727.jpg


叔母さんの娘さんと息子さんはアメリカ在住、

なのに前日にジャマイカ入りしてたけど、

叔母さんご本人が自分のお葬式を仕切っていた。146.png

さすが、しっかり者でいつも自分の意見をもっていて、ユーモアたっぷりのおばさんらしい。

弱ってくる以前から計画して、

遺言に、自分のお葬式のマニュアルを完成させたそう。

お葬式の教会から埋葬先はもちろん、

式後のごちそうのメニューまで、それはそれは細かく計画されていたそう。151.png


ジャマイカのお葬式には必ず、本人の写真が表紙になった

お葬式のプログラムが配れるのだが、そのプログラムも彼女が自分で監修

ご自身のストーリーを自分で書いて、ちょっとした本になっていて、

短編自伝を読むようでした。


伴侶が喪主ならまだしも、

お子さんだとお子さんが生まれたあとのことしか自分の親のことって意外としらないでしょう。

外国から移住してきた親なら尚更。

写真の在り処だってわからなかったりしますよね。

お葬式の規模をミニマムにおさえた感があったのも、好感もてました。

何より、外国在住で手間のかかるお子さんがいるご自身のご子息たちに、

親の葬式のために大変な思いをさせられないという、

子思いのお母さんだなっと感動しましたよ。

ジャマイカってけっこう、派手なお葬式が多く、

いまも土葬が一般的だし、リムジン乗ったり特別オーダーの棺桶つくったり、

ブリンブリンだったりするんだけど、105.png105.png

終活成功例でした。




インスタグラムやっています。リコアートのミニギャラリーです。

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by ricoart | 2017-11-07 09:34 | ジャマイカ