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ジャマイカ在住画家Ricoこと長瀨玲子です。シンプル、ネイティブ、ハッピーなジャマイカのこと、作品やスケッチ、アート活動のほか、撮影コーディネーター業務、ジャマイカならではのヘルシー食、ローフードカフェ、ジャマイカ陸上のことなど書いています。


by Rico Reiko Nagase
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ヴァイブスカーテルによる、ジャマイカを良くする10の提案 その8 コミュニティーの発展

獄中のレゲエ・アーティスト、ヴァイブス・カーテルの共著本「The Voice of the Jamaican Ghetto」「ジャマイカン・ゲットーの声」のなかで、
「こうしたらジャマイカはよくなる」「ゲットーのみなの暮らしがよくなる」「貧富の差がちぢまる」
をテーマに真っ向から語った、
ヴァイブスカーテルによる、ジャマイカを良くする10の提案 です。

その8 コミュニティーの発展

ジャマイカは犯罪が多く、それは一夜で解決できるような問題ではないけれど、個人レベルで変えていくことは可能だと思う。
ユース(若者)を犯罪に近づけないためにも、各地域にコミュニティーセンター(小さな公民館みたいな施設)を設け、スポーツ、エンタメ、生涯学習などの活動を充実させて、住民主体の地域づくりを支援するための拠点が必要だ。
騒音問題などと言っていないで、月に一回コミュニティーで思いっきりダンスを許可する。
その日だけは明け方4時までとか。(^-^)/
メンターとなるスポーツ選手、ビジネスマン、宗教指導者、更生した前科者、ダイアスポラ(海外在住ジャマイカ人)らが自分の経験をユースに、彼らを見下げたり批判したりいじめたりすることなく語るような機会をもうけたい。メンターには政治家、または政治色の濃い人物はご遠慮いただく。ポリティクスはコミュニティーを「領土」にし、せっかくの町づくりをだめにしてしまうから。
ロータリークラブ、ライオン、キワニスクラブなどと提携するコミュニティーもあるが、ここはぜひ、われらがマーカス・ガーヴィーのUNIA(万国黒人改善協会)を手本にし、ジャマイカが生んだ偉大なる世界的運動をサポートしてほしい。
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以上、ヴァイブスカーテルによる、ジャマイカを良くする10の提案、その8、いかがですか?
コミュニティーの発展、コミュニティーセンターの充実は政府も力を入れていることで、コミュニティーのサッカーチームで大盛り上がりを見せています。
写真は、キングストンのカッサバピースのコミュニティーセンター。
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ジャマイカのホテルチェーン、サンダルス財団による、過疎村でのコミュニティーセンターづくり。
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Betta mus come!

いつも論議の的で、影響力の強いカーテルですが、この本に書いてあることは、ラディカルな意見も多々あるけれど、毎日毎晩ジャマイカのあちこちで、フツウのジャマイカ人が熱く語っていることを代弁しているように思います。
当ブログでは、ヴァイブスカーテルによる、ジャマイカを良くする10の提案をシリーズでとりあげています。

ヴァイブスカーテルによる、ジャマイカを良くする10の提案 

その1 真実と和解

その2 共和制に移行する

その3 植民地から脱皮する

その4 公共事業改革

その5 児童保護法の見直し

その6 国土と農業の改革

その7 ナショナリズム
by ricoart | 2013-10-18 00:09 | reggae