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ジャマイカ在住画家Ricoこと長瀨玲子です。シンプル、ネイティブ、ハッピーなジャマイカのこと、作品やスケッチ、アート活動のほか、撮影コーディネーター業務、ジャマイカならではのヘルシー食、ローフードカフェ、ジャマイカ陸上のことなど書いています。


by Rico Reiko Nagase
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ナショナル・ギャラリー回顧展

ナショナル・ギャラリーの展覧会オープニングに行ってきました。
今年は日本とジャマイカの国交樹立50周年、ナショナル・ギャラリーでは日本とのコラボで、いまの日本のカルチャーを紹介する展覧会もおこなわれました。
そして今年はナショナル・ギャラリー創立40周年だそうで、
In Retrospect; 40 Years of the National Gallery of Jamaica
と題して、ジャマイカン・アートの40年の軌跡をたどる展覧会がオープンしました。
ナショナル・ギャラリー回顧展_e0139395_0135975.jpg

写真はナショナルギャラリーのサイトから拝借しました。
リサ・ハナきれいですね~。

写真下はジャマイカ現代アートのエボニー・パターソンのインスタレーション。
ナショナル・ギャラリー回顧展_e0139395_073571.jpg

いままでも生理用品を使った作品などで驚かせてくれましたが、今回はホンモノの車使いの作品です。(*^_^*)

一部を除いて展示のすべてが常設の作品で、もう何度も見とるわい。作者の名前も知っとるわい。なんですけど、何度見ても感じられる作品が多く、満足しました。

ジャマイカには上手いとか下手とかでは表現できない画家が多くいてその作品群が魅力的です。バリントン・ワトソンやジョージ・ロドニーのように誰が見ても超上手い洋画の巨匠もいますが、有名美術大学出身ではなくて、学位もなく、それどころか絵を習ったこともなく、画材も、ペンキとか中国産の安っちい筆とかで描いて人のこころを打つ。
そこがジャマイカンアートの見所でもあります。

実際、絵を描いているときに休憩するとき、次どこにどう筆を入れていいか行き詰ったとき、自分のPCに入れている宝箱的フォルダーをあけて、好きな絵の画像を見ます。ゴーギャンの絵も入れていますが、ほとんどが無名の画家の作品群で、なんど見てもこころうたれます。

わたしの宝箱に入っているジャマイカ人アーティストの作品は、
パーブーことKarl Parboosinghの作品。
‘パーブー’の作品、ぜひクリックして見てね。

絵は理屈じゃなくて、こころが惹かれるかどうか、その絵が好きかどうか。恋愛といっしょです。(*^_^*) ときどき、好きじゃないのに妙に気になる絵とかもありますけど。(それって好きなんやん)
主観的なことで、絵には正解も不正解もなく、大事なことは、好きになること。
絵を見に行くといつも、好きな絵をさがします。その絵からエネルギーをもらったり、自分のことがもっとわかったり、いろんな発見があるものかも☆
by ricoart | 2014-09-09 00:16 | Exhibition